【いつもと違うデートをしよう!】フィルムカメラと温泉旅行のすすめ。

赤、青、緑。色とりどりの電飾が街をつつんでいたクリスマスもいよいよ終わって、世間はいっきに年末ムードに。

手をつないで街を歩くカップルの表情も、この1年の2人の思い出を振り返ってなんだかしみじみとしているような気がする。

僕はクリスマスから年末にかけて街全体がだんだんと静かになっていくこの時期が無性に好きだ。なぜなのかは僕にもわからない。

きっと、クリスマスのキラキラとしている華やかさが苦手なのかも。

そんな僕から、クリスマスが終わり、年明けの晴れ晴れとしたうららかな雰囲気に向かうこの季節に提案したいデートがある。

それは、”彼女と行く温泉旅行”。今回は旅行の想い出の切り取り方についての提案。

温泉旅行をもっと素敵な思い出にするための、とっておきのアイテムをご紹介。それはずばり、”フィルムカメラ”。

デジタルと違って、撮った写真はすぐには確認できないし、現像だってめんどくさいと敬遠されがち…。

でも、旅行が終わって現像した写真を2人で眺めて、思い出を振り返ったり、独特の色味が写真の魅力を引き立ててくれるのがフィルムカメラの醍醐味。

2人で写真を眺めれば、仲がもっと深まっていくんじゃないかなあなんてね。

今回向かったのは、東京から2時間半ほどで着く栃木県の那須塩原。こんなふうに彼女との思い出を撮ってみたらどうだろうという提案を、僭越ながら実際に撮った写真とともに。

フィルムカメラと温泉旅行の相性が抜群なことがこの記事から伝われば嬉しいな。自然豊かなこの街で、彼女との素敵な旅行の思い出を残そう。

新宿発 那須塩原行き

もちろん新幹線でも行けるんだけど、僕たちが使うのは高速バス。なんでかというと、彼女が「バスのほうが旅行って感じがしない?」とひとこと。

わからなくもないけど…。いややっぱりよくわからないよと思いつつ、席を予約する僕。出発の朝、発車時間の9時20分のきっちり10分前にバスタ新宿に着く。

朝の早起きが苦手な僕たちのデートは決まって夕方か、早くてお昼すぎだったから、いつもと違ってなんだかそわそわしてしまった。

眠そうな目をこすってこちらにやってくる彼女。「おはよう。」「おはよう。」「朝ごはん食べた?」「食べてない。」なんて会話を交わしながらバスを待つ。

到着したバスに乗りこんで、発車するのを待っていると、彼女が僕の首にぶら下がっているカメラに気づいて、「それってフィルムカメラ?」「そうだよ。」「へえ。いい写真撮れるといいね。」

思えば、今回が2人のはじめての旅行だなと思って彼女に話しかけようとしたとき、彼女はじっと窓の外の東京の景色を眺めていた。

なんだか真剣そうな顔で外を見ていたから、話しかけるのをやめて横顔を一枚撮ってみた。「化粧してないから撮らないで(笑)」

やっぱり彼女に早起きは酷だったみたい。

バス停に足湯があって。

12時過ぎ、七つ岩吊橋バス停に着く。天気予報によるとその日は晴れ予報だったのに、外を見ると雪がちらついていた。

もうちょっと厚着してくればよかったとちょっと後悔。それにしても寒い。

「すごい! これ足湯だよ!」誰でも使える無料の足湯がバス停にあって、それを見つけてはしゃいでいる彼女にカメラを向ける。

「入らないの?」って聞いたら、「足出すの寒そうだから、手だけにしとく。」って。

お昼ご飯を食べにいく。

宿のチェックインまではちょっと時間があるし、ちょっとその辺を散策がてらお食事処を探すことに。

どうやら那須塩原は蕎麦が有名らしいというのを聞いたので、僕らのお昼は蕎麦で決まり。川沿いに歩いていけば食事処が並んでるよって地元の人が教えてくれたので、川を横目に歩く。

道中、吊り橋を見つけたのでなんとなく渡ってみたくなった(らしい)。橋の名前は”七つ岩吊橋”。

「そんなに高くないね。」高所恐怖症の僕にとってはじゅうぶん高いよって言うと、また馬鹿にされそうな気がするから言わないでおく。

そろそろお腹も空いてきたし、お昼ご飯を食べに行こうか。吊り橋をあとにして、すこし歩いたところにお蕎麦屋さんを見つけたので入ることに。

暖房のかかった店内とゆったり座れる座敷で、ほっと一息。

「なに食べようかなー。」どれもおいしそうでなかなか決められない。

「私、南蛮蕎麦にする!」「じゃあ僕は天ぷらそばで。」

料理が運ばれてきて、さあ食べようってなったとき、じっと僕のお皿の上を見ている彼女に気づいたから、ん? って顔をしてみると、「えび天ひとくち欲しい……。」って。

えび天……、僕の大好物なんだけどな。と思いながら、いいよって差し出すと、いかにもおいしいって顔で満足げだったから、僕のえび天も幸せだろうななんて思ったりして自分をなぐさめる。

幸せそうにご飯を食べる女の子って、それだけで正義だからね。

宿に到着。

宿について、チェックインを済ませ、部屋に案内される。

「広いねー!見て露天風呂もあるよ!」こんなにはしゃぐ彼女をはじめて見たからなんだか新鮮で、家デートばっかりじゃなくてたまには遠出もするべきだなあと改めて思う。

はしゃぐ彼女を落ち着かせて、緑茶でも淹れ、ちょっと一息。机の上に温泉まんじゅうが置いてあって、食べようかどうか迷う彼女。

「食べたら夜ご飯たべられなくなるよ?」「うーん。どうしよう。」

……あざとい。

浴衣姿のきみに…。

夕食を終え、お風呂もすませて部屋に戻ると浴衣姿の彼女が。

付き合ってもうすぐ1年が経つのに、はじめて見る彼女の浴衣姿にどきっとしてしまって、何度もシャッターを切ってしまう。

「撮り過ぎじゃない(笑)」机の上でなにかやってるなと思って覗いてみたら、部屋に置いてあったかるたで遊んでいた。

「いじゃけるってどういう意味か当ててみて。」『うーん。にやにやしちゃう的な感じ。』「はずれ。意味はいらいらする、むかつく、だって。」

なんて他愛もない会話をしながら、かるたに興じる。「明日も朝はやいからもう寝よっか。」「そうだね。」

じゃあまた明日。おやすみなさい。

旅行の最後は足湯でゆったり。

帰り支度を終わらせて、宿を後にする。なんだか名残惜しくて、東京に帰るのがなんだかちょっと憂鬱に。

帰りのバスまでにはまだ時間があるから、事前に調べていた足湯スポットで時間をつぶすことに決めた。

「あったかいね。」

那須塩原は東京よりも気温が低くて、ちょっと外を歩くだけですぐに体が冷えてしまう。

寒がりの彼女にとって寒さはなかなかこたえたらしくて、ほんとうに気持ちよさそうに足湯を楽しんでいた。

バスの時間が近づいてきて、この旅行ももういよいよ終わりに。

「楽しかったね。」「うん、そうだね。また来たいね。」「また来ようね!」「現像楽しみだね!」

いい写真が撮れてるといいな。東京行きのバスは僕たちを乗せて動き出す。

最後に

今回記事内で使った写真はすべて、実際にフィルムカメラで撮影した写真を使用。機種は『ASAHI PENTAX SP』。使用したフィルムは『Lomography Color Negative 400 ISO 35mm』。

フィルムカメラファンが増えることを切に願います。よいお年を!

チトセSNS更新中!
関連記事