滋賀に訪れたなら、「doo-bop」に寄らなくちゃ。

学生時代の友人が、滋賀に帰って就職した。大学1年生で出会ったときからおしゃれだった彼。

ふと思った。モノの供給量だけ見れば東京の方が圧倒的におしゃれになれる確率は高いはず。偏見にはなってしまうけど、地方出身でなぜあれほどまでにおしゃれになるのか。

その理由が知りたくなり彼に聞いてみると、「doo-bop」というセレクトショップに高校時代に通っていたとのこと。僕たちはすぐにInstagramで調べた。

キリッとしたきれいなアイテムの写真やスタイリングの写真。ますます興味深い。彼を誰もが認めるおしゃれにしたこのお店をもっと知りたくなって、このたび話を聞いてきた。

滋賀の服好きが集まる店といえば「doo-bop」

じっちゃん
本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、お店の名前の由来を聞かせてください。

塚本さん
オーナーの中島という者が大のジャズ好きで、マイルス・デイヴィスというアーティストが大変好きなんです。その彼のアルバムである「doo-bop」からきています。 

じっちゃん
マイルス・デイヴィス…今度聞いてみます。お店のコンセプトは何でしょうか?

塚本さん
店のカラーが出るようなアイテムでセレクトさせていただいてます。作り手さんやメーカーさんの思いや熱量をしっかりとお伝えできればと思っております。

じっちゃん
たしかに特徴的なアイテムが多い印象です。それでは、お店のこだわりを教えてください。

塚本さん
縫製や生地などの質に重きをおいた商品とファション性に長けた商品とのバランスを楽しんでいただければなと思います

じっちゃん
質にこだわっていらっしゃるのは、パッとみただけでもとてもよく伝わります。そして、そんなアイテムを引き立てている店内はレトロな内装ですが、こだわりはありますか?

塚本さん
レンガ調の内装になっているんですが、これは中島本人が塗ったものです。本来、敷綺麗に塗っていくものなんですが、あえてはみ出したりして朽ちた雰囲気を演出しています。什器はインダストリアル系のものを使用しているので、重みであったり重厚感だったりを演出できていると思います。また、ラックにしても商品陳列にしても凸凹としていると思うんですが、そういったところに古典らしさを感じていただければなと思います。あとは、ファッション以外のすこし面白いインテリアを商品とともにだしながら、店内の雰囲気を作り上げています。

じっちゃん
ショップブログと個人のブログについて、お伺いします。まず、ショップブログを書く際に気をつけていることはありますか? 

塚本さん
たとえばデザイナーさんがいらっしゃる場合であれば、きっちりと熱量であったりこだわりのポイントは伝えられるよう意識しています。デザイナーさんがいらっしゃる場合ですと、そのモノのアイテム性を的確に要点を抑えて伝えるように意識しています。

じっちゃん
塚本さん自身の個人ブログについて、気をつけていることはありますか?

塚本さん
インスタグラムがフィーチャーされやすい現在ですが、お客様が正面では気づきにくい部分を、ブログを通してていねいな言葉でご紹介できればなと考えています。

じっちゃん
使われてる写真など、すべてがとても綺麗な印象を受けますが、Instagramの運営で意識していることはありますか?

塚本さん
メインとしているものとしましては、スタイリングが多いんですが、メーカーさんが提案しているスタイリングとはすこし違った、”doo-bopらしさ”を日々模索しながら提案させていただいています。

 

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じっちゃん
“doo-bopらしいアイテム”とは、何でしょうか?

塚本さん
“doo-bopらしいアイテム”というのは、柄物でしたり、キリッとした毒っ気のあるようなものであると考えています。

じっちゃん
サイトを見ると、コラムやイベントなど、コンテンツが幅広い印象ですが、理由や狙いはありますか?

塚本さん
服の売り買いのみにとどまらず、さらに踏み込んで見ていただける方に向けて、商品の売り買い以上のやりとりをご覧いただいてもらうために取り組んでいます。

じっちゃん
コラムやイベント等に出ていただいている方との繋がりはどのようにして?

塚本さん
オーナーである中島が以前勤めていた会社にいた際の、先輩や後輩で仲良くさせていただいた人たちです。

じっちゃん
doo-bopのお客様は誰でしょうか?

塚本さん
一番若くて10代後半から上の方ですと60代、70代の方までご来店していただいています。どちらかというと、年齢というよりかは洋服が好きな人、機微な部分を楽しんでくださる方がターゲットになりますかね。

じっちゃん
独創的なアイテムが多くある印象なんですが、取り寄せているブランドのセレクトの仕方はどのようにされているのでしょうか。
塚本さん
doo-bopらしさが出ているものを選ばせていただいています。特に独創的なお洋服であればあるほど、うちでその良さを引き出せるかなということは考えます。点でも考えますか、うちにある他品版とどう結びつくか、線になるかと部分を強く意識して見るようにしています。

じっちゃん
今後のdoo-bopの展望を教えてください。
塚本さん
昨年末、店の中で音楽のライブをしたり、お酒を出したりと今までにないイベントをいくつか行ったのですが、そういった形で、お買い物以外の部分でプラスαにお客様が楽しめるものを提案していければと考えています。

滋賀県とファッション。

じっちゃん
つづいて、滋賀県とファッションの繋がりについて聞いていきたいのですが、塚本さんは滋賀県出身ですか?
塚本さん
はい、そうです。
じっちゃん
なにか滋賀県の県民性というものがあれば教えてください。
塚本さん
滋賀はいっても地方なので、新しいものに前向きというよりかは、昔からあるものを大事にするような印象は受けますね。

じっちゃん
そうなんですね。では、ファッションの観点で滋賀と大阪や東京といった都会の人たちの違いはなんだと思いますか。

塚本さん
滋賀は保守的な方が多かったり、地方と都会での間で流行のタイムラグというのが生じているので、東京や大阪といった都会の方に比べて新しいことに前向きではないと思います。それでも最近の滋賀の10代後半から20代前半の方は、都会と変わらないような、着方のルールやマナー的なものをいい意味で度外視して楽しんでいる方もいて、勢いを感じますね。

じっちゃん
ずばり、滋賀でセレクトショップをやる意義はなんでしょうか。

塚本さん
流動的に変化する都会に比べて、確固たる軸をもとに、流行を取り入れつつも流されすぎず、お客様のペースに合わせた提案ができる点だと思います。 

春先のおすすめアイテムを教えてもらおう。

ここで塚本さんに、doo-bopが提案する2019SSにおすすめしたいアイテムを教えてもらったので、いくつかご紹介していこう。

『AURALEE』(オーラリー)

表糸にアメリカの超長綿であるスーピマコットンを使用している。裏も起毛しておらず、かなり滑らかな肌触りを感じることができ、今の気分を取り入れたふんわりとしたシルエットバランスが特徴。

『TROENTORP』(トロエントープ)

特徴は独特のソール形状、ミッドソールの鋲の部分と厚みのあるソール。これによって、新しいスタイリングを作り出すことができる。

ファッション性だけでなく、1907年からのブランドで100年以上もの歴史がある点もポイント。

この春、チトセが着たいアイテム

つづいて、ぼくらも2019SSに着たいアイテムを店内からセレクトさせていただいた。

『HAWKWOOD MERCANTILE』(ホークウッド マーカンタイル)

ヨーロッパのミリタリービンテージを彷彿させるようなデザインとクラシックなアウトドアのクロスオーバーともいえるデザインが特徴的。

あと注目してほしいのは、プルオーバーでしかなしえないような胸のポケット形状。フルオープンだと、この位置にこんな大胆なポケットを持ってくるのは難しいから、かなり面白い。

『KLASICA』(クラシカ)

元々はフレンチのビンテージのカバーオール。50年代や60年代から取り入れた形になっている。

1番の特徴はシルエットバランスで、身幅がビッグシルエットだが、肩幅も襟周りのバランスもビッグシルエットになっていて、袖のみがレギュラーとなっている。

そうすると、街向きしないようなバランスになるが、そこはデザイナーさんの独特の仕上げによって独創的なアイテムとなっている。

『KLASICA』(クラシカ)

注目したいのは、ワイドのシルエットももちろんだがやはり生地感。高密度のバフクロスというコットンを使用しており、少し研磨のかかったようなバリバリっとした感じが立体感を生み出している。

イエローのストライプがランダムに入るので1点ずつ個体差が生まれるのも特徴。

あとは、バックポケットにも特徴があったりと、とにかく面白い一面がたくさんあるアイテムになっている。

『OUTIL』(ウティ)

炭とインディゴをブレンドして作っていて、炭のほうが多くブレンドされているので、黒っぽく仕上がっている。

こちらもクラシカ同様、ハリ感のある素材で立体的に映る。

それに加えて、かなり特徴的なのは、左身頃はかなり深く取られたワンタックに対し、右身頃はツータックとなっているアシンメトリーデザイン。

実際に触らないとわからないような細かいデザインがたくさんあるアイテムとなっている。

最後に。

塚本さんに「県民おすすめの滋賀のスポット」を聞いたところ、「長浜の黒壁ですかね。町全体で推しているガラスアートがまず1つ。それに加えて飲食店がたくさんできてきていて、新しいお店と昔のお店が並んでいて面白いと思います。」と伝えてくれた。

滋賀に行ったら、doo-bopに寄って、長浜にも寄ってみてはどうだろう。また1つ、滋賀に行く理由が増えた。

店舗詳細

■doo-bop
住所:〒525-0059 滋賀県草津市野路1丁目17−34 グッドウィル 1F

電話:077-562-4121

時間:11:00~20:00

休み:金曜日

公式HP:doo-bop

2019-02-11|タグ: , ,
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