【20代営業マンのグルメ開拓記 vol.1】舞妓さんやミシュランをも唸らせた、ひとくちサイズの餃子とは?

日々仕事に追われる毎日。課されるノルマ。社会の荒波に揉まれる。そんなどこにでもいるサラリーマンの自分には、日々のモチベーションがある。

それは、おいしいものを心ゆくまで味わうこと。言うなれば、誰にも邪魔されない自分だけの楽園。食への探究心は人一倍あると自負している。

このシリーズは、20代営業マンのカツノリが日本全国のグルメを食べ歩く日々を記録した物語である。

vol.1 餃子歩兵 銀座店

今回降り立ったのは、世界中から観光客が訪れる街、銀座。時は2月上旬。この日東京には寒波が襲来し、都内でも積雪となった。

銀座という街には世界的に有名な高級ブランドが集結しているが、それと同じように、全国屈指の飲食店も数多く軒を連ねているのがこの街の特徴だ。

しかし、本日狙いを定めている店は誰もが憧れる高級店ではない。

昨年の12月、京都の祇園から東京に満を持して出店した餃子専門店、「餃子歩兵」だ。

ミシュラン大阪・京都のビブグルマン部門に3年連続選出されている、超実力店。

中央通りから1本路地裏に入ったところに、こちらの店はある。

「歩兵」と書かれた赤提灯と赤暖簾が目印だ。さっそく、入店してみよう。

「いらっしゃいませ。」

店員さんの元気のいい接客が、冷えた体を癒す。

入り口すぐにL字型のカウンターが8席。店内奥に4人掛けのテーブル席が2つ。上を見上げるとメニューの表記が。

餃子専門店と思いきや、サイドメニューの充実っぷりに驚かされる。

すべて頼みたいが、無理は禁物。店員さんへの注文を終えて、しばし店内を観察。

こうやってお店の雰囲気をゆっくりと感じられるのも、食べ歩きの楽しみの1つだな。

手際の良い動き、段々と大きくなる焼き音に、歩兵のぎょうざへの期待が高まってくる。

逐一ぎょうざの焼き加減を確認する店長さんの様子は、まるで我が子を愛でるような世話っぷりだ。

焼き上がりを待つまで、しばしサイドメニューでつなごうか。

壺きゅうり ¥350(税込)

ごま油であえられたきゅうりは少し辛味があってやみつきになる。ポリポリッとした食感が、サイドメニューだとは思わせない力強さを感じさせる。

さて、口の中で小気味いい音を立てていると、名物の餃子がお出まし。

「はい、こちら、にら・にんにくのぎょうざです。」

厨房から、焼きあがったぎょうざが登場。黒の器とのコントラストが目に鮮やかで、食欲をそそってくる。

カウンター席に座ることで厨房での一連の創作過程が見えるため、できあがった際のこの羽根と焼き目に感心するばかり。

ぎょうざ(にら・にんにく) ¥480(税込)

生姜ぎょうざの前に、まずは通常のにら・にんにくのぎょうざから。

隊列を成したぎょうざの間に箸を切り込んでみると、小振りなのがよりわかる。ひとくちサイズといったところか。

なるほど。関西出身のぎょうざの店だから、酢醤油が卓上にあらかじめセットされている。よし、これをつけて、と。

ふむふむ…。皮がパリッとしているうえ、ころっとしてるから何個でもパクパク食べられそうだ。それでいてあっさり。

京都の流れを汲むお上品さだと納得。

しばし無言で食す。その間にも厨房からは焼き音が聞こえ、至福の時間がゆっくりと進んでいく。

そんなことを考えていたところで、歩兵のシグネーチャーメニュー、「生姜ぎょうざ」がおでましになるようだ。

生姜ぎょうざ ¥480(税込)

にら・にんにくのぎょうざと、見た目に大きな差異はない。大きさは変わらず、少しばかりの焼き目の違いが特徴といったところか。

にら・にんにくを使用しないかわりに、配分をどのように変えているのかが気になるところだ。

店のおすすめは、卓上の特製味噌ダレにつけて食べる、とのこと。郷に入っては郷に従え、だな。どれどれ。

むむ。そこまで生姜の主張は強くなく、味全体がキリッと締まる役割を担っていて、これで口当たりが軽くなる。

しかし、それ以上に癖になる。特製味噌ダレもあとひく味で、こちらも何個でもいけそうだ。

なにより、餡の量が絶妙。おそらくこれ以上餡が増えても減っても、一個あたりの満足感が大きく変わってきてしまうだろう。

それほどこの餡の配合量は研究されている印象を受ける。

満足感と、ほんの少しばかりの、あともう1個、もう1個、お酒をもう1杯という気持ちを誘う物足りなさが、おかわりをする流れを呼んでいそうだ。

これが企業努力というやつか…。

餡の存在感がしっかりとしているので、ぐびぐびとビールがすすむ。

餃子とビールは唯一無二のコンビ。最高な時間だ。さて、寂しいがそろそろ〆に入ろうか。

鬼しじみのエスプレッソ ¥350(税込)

凝縮されたしじみのエキスをこれでもかと思うほど存分に味わえる。

さらに、しじみだから体のリカバリーもできるという一石二鳥な料理だ。

うーん、澄んでいて体中に染み渡る、キレのいい味だ。〆にはもってこいだな。

これですっきりして、明日以降も仕事を頑張れるというもの。

そういえば、営業時間は翌3時までだったか。新橋駅にも近いし、〆の選択肢が増えたといっていいだろう。

この土地柄ゆえ、2軒目、3軒目での利用のニーズはかなり高そうだ。

がっつり派には餃子、ご飯、お酒を提供し、〆派には餃子、お酒、サイドメニューで攻める。

渋谷では #〆パフェ なんてのも流行っているし、 #〆餃子 というジャンルもこれからは面白そうな予感。

銀座と聞くとなかなか足を踏み入れにくいと思ってしまうが、ここは厨房との距離が近い。

そのため、まるで屋台へきたかのような臨場感、親近感が感じられる。餃子でちょい飲みというのも、たまにはいいかもな。

餃子歩兵 銀座店店長:山口さん

店長の山口さんは、祇園の本店で修行されてから、銀座への出店にあたり店長に就任されたとのこと。

餃子とビールを楽しみつつ、関西出身の山口さんとのお話に華を咲かせるのも楽しい時間となるだろう。

餃子歩兵 銀座店様、ありがとうございました!

店舗詳細

■餃子歩兵 銀座店

住所:東京都中央区銀座8-7-9 1F

電話:03-6274-6960

時間:月曜~金曜/17:00~翌3:00(LO 2:30)、土曜/11:00~15:00(LO 14:30)、17:00~21:00(LO 20:30)

休み:日曜、祝日

HP:餃子「祇園歩兵」

ハッシュタグ:#餃子歩兵

チトセSNS更新中!
関連記事