コーヒーは僕らを”饒舌”にする。Crack Roasterのレシピと家でおいしいコーヒーを飲むための秘訣。

「家でもこんなおいしいコーヒーを飲めたらなぁ。」

カフェでコーヒーを飲んだとき、そう思った。

とてもおいしくて、味がやわらかくて、思わず笑っちゃうような、そんなコーヒーだった。

「こんなにおいしいコーヒーを家でも飲みたい」

ふつふつと湧き上がる感情を僕は抑えられなかった。気がつくとカフェから家への帰り道、雑貨屋でコーヒードリッパーとペーパーを買っていた。

豆がないことに気がついて、慌ててカフェに戻りコーヒー豆も買った。期待に胸躍らせ、いざコーヒーを入れてみる。気分はまるで”バリスタ”だ。

だけど、おいしくない。なにか重要なものが欠けている気がする。一体何が足りないんだろう。僕は気になってある人のもとを訪れた。

コーヒーで福利厚生業界を革新中の異端児「Crack Roaster」

訪れたのはとあるカフェ。今日はここである人の話を聞こうと思う。

答えてくれるのは、「職場を最高の環境へ」を創業理念に、法人向けのスペシャルティコーヒーブランドを立ち上げた小野真司さん。

小野さんは大学時代にコーヒーの面白さにハマり、おいしいコーヒーを多くの人に伝えたいと思い会社を立ち上げた方だ。

Crack Roaster合同会社 代表 小野 真司さん

今日は小野さんに、どうやったら家でおいしいコーヒーが飲めるのかについて聞いてみたいと思う。

でもその前に、小野さんがなぜコーヒーのブランドを立ち上げたのかを聞いてみた。

法人に特化したスペシャルティコーヒーブランドを立ち上げたのはどんなきっかけがあったのですか?
小野さん
僕はもともとバリスタじゃないんですよ。ただ、コーヒー自体は大学3,4年生の頃から好きでした。最初はハンドドリップの面白さに惹かれ、温度を変えたり、レシオ(比率)を変えたりしていくうちにどんどんはまってしまって(笑)。卒業後はずっとサラリーマンをしていたのですが、おいしいコーヒーをもっと知ってもらいたいという想いで、この「Crack Roaster」というブランドを立ち上げました。
Crack Roasterは法人に特化したスペシャルティコーヒーブランドですよね、なぜ法人に特化したのですか?
小野さん
コーヒーには2種類あると思っています。1つ目は外で飲む、バリスタが淹れてくれるコーヒー。そしてもう1つは”日常生活”で飲むコーヒーです。コーヒーって苦いとか、大人の飲み物というイメージが先行している飲み物だと思うんです。僕はそうしたイメージを変化させたいと思って、法人に特化しました。なぜなら、人が一番アクティブに活動する場所はオフィスじゃないですか。毎日8時間×5日、それだけ多くの時間を過ごす場所で、おいしいコーヒーが飲めたら…。そんな想いからCrack Roasterというブランドを立ち上げました。
たしかに昔は僕もコーヒーは「苦い」というイメージを持っていました。
小野さん
家でおいしいコーヒーを飲む人を増やすためにはそもそも、「おいしいコーヒーを知る」ことが必要だと思います。知ってもらうことがまず一番大切だと思うんですよね。
実はこれからみんなにコーヒーを飲んでもらおうと思うんです。家で飲むのにふさわしい、コーヒーのレシピを教えてもらえませんか?
小野さん
一概に言うことはできませんが、60g:1000ccのレシオ(比率)さえ合っていれば、そんなに問題ないと思います。家で飲むなら器具も市販のもので構いませんよ。そんなにレシピにこだわらずに、楽しむことが重要です!
えっ、比率だけってこんなに簡単でいいんですか?
小野さん
そうなんです、コーヒーって難しいものじゃないんですよ。ただ、だからこそそれぞれの農園の良さや、精製方法の違いを引き出してあげることが楽しいんです。この楽しみに気づいてしまったらあとは底なし沼ですね(笑)。

実践あるのみ。コーヒーを家で飲んでみよう!

小野さんに教えてもらったレシピは60g:1000ccを守るというとても「難しくない」ものだった。これなら僕でもできそうだ。さっそくみんなを呼んでみよう!

小野さんに教えてもらった器具たち。

集まってもらったのは、チトセ編集部のシュンイチ、けんてぃ、じっちゃん、ふみくん、そして僕の5人だ。さっそく、僕が淹れたコーヒーを飲んでもらおう。

ふみくん
口にまとわりつかなくて、嫌な感じがしないね。
けんてぃ
うん、すっきりさがある。俺は結構好きだな。
じっちゃん
おいしい…。 

さすが小野さんのレシピだ。かなり上手に再現できている。コーヒーを片手に僕らは話を続けた。

ふみくん
そもそも、みんなコーヒーについてどう思ってる?

じっちゃん
正直なところ、カフェ選びはコーヒーより空間を意識してるかな、あっここおしゃれそうだなって感じで選んでる。

けんてぃ
コーヒーをただ楽しむって、あまり意識にないかもしれない。 

シュンイチ
昔はまったく飲まなかったけど、大学生になってちょくちょく空き時間ができるようになってからカフェによく行くようになったな。だから”日常にあるもの”っていうイメージ。

じっちゃん
なにか大切な話をするとき、友達と好きなものについて話をするとき、コーヒーがすぐそばにある気がする。

コーヒーが僕らを饒舌にさせる。

コーヒーの話から音楽の話へ

気がつくと、僕らはコーヒー片手にずっと話していた。話題はコーヒーのことから僕らの好きな「音楽」に。

ふみくん
最近は「iri」にハマってて。あのCMの…なんだっけ? 

シュンイチ
『Wonderland』。すごくいいよね。みんなは最近何を聴いてる?

けんてぃ
「Homecomings」とか「OKAMOTO’S」かな。最新アルバム『BOY』の「Dancing Boy」のMVがすごく豪華で。菅田将暉とか 

シュンイチ
俺は「cadode」かな、特に『タイムマシンに乗るから』って曲が好き。ジャンル的には「ミツメ」っぽいよね。あと、「Shiggy Jr.」もいい。

けんてぃ
めちゃめちゃ聴いてた。あとはラップ界隈も最近は特に聴いてるかな。 

スプーンで回すとおいしくなる

けんてぃ
話は変わるけど、みんなチトセって、どんなメディアだと思う? 
じっちゃん
う~ん、難しいね。そもそも、メディアって言葉はなんか血が通っていない感じがあるな…
けんてぃ
チトセっていう団体ではあるけど、チトセという世界観というか、チトセという1つのイメージを伝えたい。チトセにはそれぞれ好きなものが違うメンバーがいるからこそ、だからこそ生み出せるチトセっぽさを伝えたいな。 
ふみくん
それぞれ好きな分野が微妙に違ってるよね。それを上から語るんじゃなくて、肩を並べて親友のように話したいな。「提案」のスタンスが一番合ってると思う

けんてぃ
チトセを大きくしたい? 
シュンイチ
俺はあんまりそういうのないかな。できれば中堅くらいがいい。クラスの全員に刺さりはしないけど、数人にはしっかりと伝わっていくような。

ふみくん
ただ、文字だけで終わらせたくはないよね。Zineや本にしたいし、イベントもやってみたい。やりたいことはたくさんある。

シュンイチ
小物を作りたいよね。革製品とか

僕らはもう一度コーヒーを淹れた。

「こんなコーヒー飲んだことない。」

みんなが言ってくれたその一言が僕はとても嬉しかった。みんなにコーヒーを振る舞ったあと、僕はその足でCrack Roasterさんのもとへ向かった。

-小野さん、レシピを教えてくれてありがとうございます!

小野さん
なんでもそうですけど、「知ってもらう」ということが一番大事だと思います。「おいしい」と思ってもらうためにはまず、飲んでもらわないと。そのためにCrack Roasterは法人に特化して、オフィスワーカー向けにコーヒーを知ってもらう活動をしています。人が一番時間を過ごすオフィスという場所で、コーヒーのおいしさを伝えています。すでに13社、1,500人を超える人にコーヒーの楽しさを伝えることができました。

「知らないとわからない」のだ。コーヒーに限らず、なんでもそう。

-最後に、Crack Roasterさんの今後のビジョン、展開を教えてください!

小野さん
僕らのスタンスはエバンジェリスト(伝道師)なんです。日中、多くの時間を費やすオフィスにおいしいコーヒーを届け、その魅力を伝えたい。「職場を最高の場所へ」。これを実現するために、今後はバリスタがオフィスにいるということが当たり前のカルチャーを作りたいと思います。

コーヒーは難しくない。そして面白い。

気がつけば、あたりは暗くなり始めていた。

今日、僕は気づいたことがある、コーヒーは僕らを饒舌にさせるということを。

最初はコーヒーの話から音楽の話、そして気がつけば僕らのこれからの話にまで広がった。

コーヒーは単なる飲み物ではなく、「人と人とをつなぐもの」だと思う。Crack Roasterさんとの出会いも、コーヒーが導いてくれた。

だから、コーヒーは面白い。みんなもコーヒーを入れて大切な人たちに振る舞ってみてはどうだろう。

Crack Roaster 合同会社 ホームページはこちら

代表の小野真司さんのnoteはこちら

2019-05-27|タグ: ,
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