五感で感じる、キャンプの魅力

「アウトドア」。そう聞いて、みんなが最初に想像すること。きっと、多くの人がキャンプを思い浮かべると思う。

キャンプといえば誰もが一度は憧れるアクティビティだ。バーべキューをして、テントに泊まって…。

そんなイメージはあるけれど、はたしてキャンプの本当の魅力ってなんだろうか。

漠然としたイメージしかないがゆえに、やってみたい気持ちはあっても、あと一歩が踏み出せていない人も多い気がする。

そんなみんなに、キャンプの流れや魅力を伝えたいと思ったのが今回の特集の発端。

ベテランキャンパーのコウタロウさんとアキラさんに協力していただき、チトセメンバーで実際にキャンプへ行ってきた。

今回が初めてというメンバーもいたけど、帰る頃には次回の日程を話し合うくらいハマってしまって、いまじゃキャンプ用品のECサイトを見ているくらい。

行ったら必ず分かるキャンプの魅力、みんなにもぜひ味わってほしい。さあ、いざキャンプ場へ!

ふもとっぱらキャンプ場に

今回キャンプを行うのは、キャンパーの聖地と言われる「ふもとっぱら」。キャンプ日和の晴天に、みんなのテンションも絶好調だ。

とは言いつつも、キャンプ初心者は設営の順序もわからないもの。なにから始めていけばいいんでしょう?

「まずはタープ、テントの順番に張っていくよ。タープは直射日光や突然の雨の避難場所にもなるから、一番最初に取り掛かるのがベターなんだ。」

なるほど、設営もしっかり順序立てて行うのがコツなんだね。

「タープを張るには少しコツがいる。このポール下の部分を少し中央に寄せると、しっかりと張れるんだよ。」

なるほど、簡単そうに見えるけど、きれいな張りの状態を作るのはなかなか難しいみたいだ。

「もうちょっと強く!」

「角度も意識してね。」

微調整を重ね、ピンと張られたタープの完成。次は今日の寝床、テントの設営だ。

「今回は富士山がすごくきれいに見えそうだから、入り口を富士山の方向に向けて張ってみよう!」

アドバイスをのもと、ロケーションを意識しながらテントを組み立てていく。

「ペグを打つときは、風に負けないように、ロープにクロスする方向でね。そして2ヶ所にペグを打つことで、さらに強度を増すことができるんだ。

特にふもとっぱらは風が強くて有名だから、気をつけて張っていこう。」

こんな基本的なことも、やってみると力の入れどころが難しくてなかなか進まない。

苦労があるからこそ、美しいものを見たときには感動もひとしおなんだよな。

そんなことを考えながら、見栄えを意識して設営していく。

しばし無言で、集中して。完成は間近。

初めてのテント設営に苦労しつつも、なんとか完成!

ざっと40,50分ほど。みんなで協力すれば早いものだ。風の強さでも張りやすさが変わってくるらしい。

ふもとっぱらは土地柄ビュービューと風が強いので、チームプレイが重要となりそうだね。

料理開始

さあ、次はご飯の準備。キャンプの醍醐味の1つ、それがキャンプ飯。なんたって、青空の下で食べるご飯は最高だから。

普段はなかなか料理をしない僕らも、キャンプに来た途端なぜかやる気は満々。これから作るのは、チーズリゾット。

「料理のときは、2口コンロが断然便利。今回はお米を炊きつつ、ベーコンも早めに入れて作っていこう。」

豪快にお米のなかにベーコンを投入。一緒に煮ていくことで、肉の旨味もお米に浸透していく。

しばらく待ってから蓋を開け、チーズを投入。食欲をそそる匂いに刺激されつつ、最後はパセリを振りかけて、完成。

料理が完成

初のキャンプ飯、チーズリゾット。いざ、実食。

「…おいしい!」

ついついこぼれる感嘆の声。絶妙なチーズのもったり感とベーコンの旨味が染み渡ったご飯のバランスが最高。

加えて外で食べる食事は、普段の何倍もおいしく感じる。

夕暮れどき

少しずつ夕暮れが近づいてきた。

「キャンプの楽しみはここから。焚き火を囲みながら、のんびりと過ごすのが贅沢な時間なんだ。」というコウタロウさん。

夜の雰囲気に心をわくわくさせながら、早速焚き火の準備を始めよう。

「これは囲炉裏テーブルと言って、焚き火の周りに物を置くことができるものなんだ。みんなで火を囲むことができて、とっても便利なんだよ。」

いよいよ着火。焚き火のまわりは驚くほど暖かい。気温が下がってきた夕方にはぴったりだ。

焚き火を囲みながら、お酒を楽しむ。流れる音楽も相まって、普段は話さないようなこともついつい話してしまう。

雲が出て月は見えなかったけれど、ぼんやりと僕らを照らすランタンの明かりや、他のテントから漏れる温かみのある光が、幻想的な雰囲気を作り出している。



焚き火も終わりに近づいてきた。

「焚き火はずっと見ていても飽きないんだよね。なんだか心も安らぐから、火が消える時は少し寂しさを感じてしまう。でも、これもひっくるめて焚き火の良さだと思うな。」

たしかに、少しずつ小さくなっていく火を眺めていると、名残惜しい気持ちが胸に残る。

ただ、コウタロウさんが言うように、不思議と自分の気持ちが落ち着くのも分かる。

忙しない日々に追われる僕らにとって、こういう時間はきっと大切なんだろう。”間”を意図的に持つことで、深呼吸できて、心も体もほぐれていくようだ。

さあ、明日の1つ目の楽しみは日の出を拝むこと。テントに戻って、おやすみなさい。

気持ちの良い朝に。

朝、僕らは鳥のさえずりで目を覚ました。寝袋の寝心地も思いのほか良くて、ぐっすり眠れたなあ。

軽快な鳴き声に誘われて外に出ると、そこには息を呑むような絶景が広がっていた。

昨日の夜の曇天から一変、青空と芝生の緑が眩しい。

この景色が見れたなら、誰もがまたキャンプをしたいと思うだろう。

大げさに聞こえるかも知れないけど、僕らはこの絶景を目の当たりにして、そう思った。

さわやかな空気の中で、朝食を。

朝焼けを堪能した後は、朝食の準備。朝食のメニューはホットサンドとコーヒー。

チーズやマッシュルーム、トマトを入れて、ホットサンドメーカーでじっくりと焼いていく。

コーヒーの準備も忘れずに。

焼き目がついたら完成。よし、きれいにできた!

まずは目覚めの一杯ってことで、挽きたてのコーヒーをすする。ホットサンドの焼き加減もばっちりだ。

大迫力の富士山を眺めながらいただく朝食、なんて贅沢なんだろう。思わず、笑みがこぼれてしまう。

チェックアウト

キャンプも終盤に近づいてきた。

初めてのキャンプ、慣れないことばかりだったけれど、「楽しい」「おいしい」と感じた瞬間はいくどとなくあって、そのたびに僕らはキャンプの虜になっていった。

外で食べるご飯のおいしさ、パチパチと音を立てる焚き火の温もり、息を呑むほどの幻想的な朝焼け。

これほど心を動かされる瞬間があるとは思わなかったんだ。

次はどんな景色が僕らを待っているんだろう。

僕らのキャンプライフが、ついに始まった。

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