クラフトビールを知る。クラフトビール好きと繋がる。

2019年12月の特集でも取り上げた『クラフトビール』。

ここ数年で日本でも市民権を得て、一過性のトレンドだと思われていたものがいよいよ文化として定着してきた感がある。

カジュアルにデートスポットとしてビアパブを使う若者がいたり、ブリュワリーを周って各地域ごとのクラフトビールを味わう玄人な大人がいたり。

ビールという親しみやすいカテゴリーであることも相まって、楽しみ方は人それぞれ、思い思いにクラフトビールに親しんでいるようだ。

東京暮らしをとり豊かにする「TOKYO REISM NIGHT」

前回サコッシュのDIYのワークショップでも訪れた『リズムスタンド』は、渋谷区桜丘町にあるオープンコミュニティカフェ&ダイニング。

渋谷の喧騒から離れた場所に位置しているこのカフェでは、「TOKYO REISM NIGHT」と銘打ち、東京暮らしをより豊かなものにするべく毎月さまざまなイベントが開催されている。

今回のトウキョウリズムナイトでは、#ビールおねえさん として人気の古賀 麻里沙さんとともに、クラフトビールの奥深さを学ぶための入門編となるイベントが開催。

「そもそもクラフトビールってどんなものなんだろう?」という基礎的な知識から、「どんな料理と合わせたら…?」という実践的なペアリング術まで、”とりあえず”で楽しんでいたビールを、”とっておき”のビールに変えた2時間をシェアしよう!

クラフトビール好きが一同に介して…

日本に70人しか有資格者がいないという日本ビール検定1級の持ち主の古賀 麻里沙さん

今回の講師は古賀 麻里沙さん。日本に70人しか有資格者がいないという日本ビール検定1級の持ち主で、日々更新しているインスタグラムでは、さまざまなビールとおつまみのペアリングを発信している。

会場には20名ほどのビール好きが集まり、会が始まる前から参加者同士でおたがいの好きなビールを語り合うなど、すでにビールという共通言語を通して仲良くなっている様子。

「ワイワイジーブルワリー&ビアキッチン」の伊ヶ谷太郎さん

いよいよ古賀さん、そして新宿南口の隠れ家ブルーパブ「ワイワイジーブルワリー&ビアキッチン」の伊ヶ谷太郎さんも登場し、会場のテンションは最高潮に。

「乾杯!!」

クラフトビールはあえてぐびぐびとは飲まないのがミソ。各社の味の違いが際立つモノだからこそ、1口目、2口目、3口目と、味が違っていく様を、舌で、喉で感じるのが通の楽しみ方だそうだ。

クラフトビールってなんだ?

クラフトビールとは、そもそもいったいどんなものなんだろう? 一般のビールとはたして何が違うのだろうか。

読者のみんなもさまざまクラフトビールを飲んできた人がいると思うけど、意外とこの質問に答えられない人も多いのでは?

その答えは、「大手ビール会社5社以外が発売する、小規模な醸造所がつくる、多様で個性的なビールのこと(日本において)」。

日本では1994年の酒税法改正によって規制が緩和されたことにより、日本全国に小規模なビールの醸造所が産まれたらしい。

ということは、アサヒ、サントリー、キリン、サッポロ、オリオン以外の会社のビールがすべてクラフトビールということ!

「それじゃあ、僕も私も作れるのでは? という機運から多くの人がクラフトビールの醸造に取り組んだのですが、やはり一筋縄ではいかないのがビールという飲み物。

あそこのビールはいまいちだよね、なんて批判も増えたことから人気は下火に。ところが最近アメリカで勃興したクラフトビールのブームを機に、再びスポットライトがあたっているんです!」と古賀さん。

麦芽やらホップやら、醸造過程のほんの少しの違いで大きく味を変えるビール。

その難しさと男のロマンを感じ、ああ、法律が改正された当時も同じような気持ちでチャレンジした人がいたんだろうなあと想いを巡らせて飲む。

あゝ、おいしーー。

ペアリングのポイントってなんだろう?

会はビールに関するクイズでのアイスブレイクを経て、今度はペアリングの基本を学ぶ時間に。

ワイワイジーの厳選された5種類のクラフトビールと、リズムスタンドのこだわりのおつまみをつまみながら、おいしいペアリングを学んでいこう。

ポイント1.ビールとフードの色味を合わせる

■ショコラ デ ヘーゼルナッツ

色が濃いビールは焙煎されたモルツが入ってるため、ちょっとスモーキーや焦がしのアロマが薫る。

そのため、フードの色味に合うビールを選ぶと味の濃さやとのバランスが合うことが多いとのこと。

ショコラ デ ヘーゼルナッツを代表にイギリス発祥のいわゆる黒ビールは、焦がした焙煎の麦芽の香ばしさとそのコクが最大の特徴。

「クセが強いビールなので、合わせる料理には同じくクセの強い料理がグッド。今回のペアリングでは、牡蠣の臭みを黒ビールが和らげてくれるんです。」

飲み物食べ物、どちらも印象が強いものだからぶつかってしまうのでは? と思ったものの、食べると意外や意外、両方の味わいが主張しすぎずにスッと喉に入ってくる。

ポイント2.料理とビールの発祥地を合わせる

■代々木アンバーエール

テーブルにはアメリカ発祥の琥珀色に輝くアンバーエールが登場。

簡単に言うと、ビールとそのビールの国の料理と合わせるということ。アメリカ国民に愛されているビーフジャーキーを、アメリカ発祥のアンバーエールとともに。

ポイント3.味わいを整える

■渋谷IPA

ペール・エールにホップを大量投入することで、強烈な香りと苦味をつけたIPA。

どしんとした味わいのIPAには、それに負けないくらい主張のある料理をペアリング。

胃もたれせずに口の中をさっぱりとさせてくれる効果のあるマンゴーのような香りのホップ。それに合わせる料理には「塩麹の唐揚げ」を。

塩気と苦味の異なる味を合わせることで、調和のとれた味わいが口の中をめぐる。

クラフトビールは奥が深い…商品開発に挑戦!

飲み比べで誰もがクラフトビールの奥深さを再確認したところで、チームを組んで商品開発に挑戦することに。

目玉となる商品名、お客を呼ぶキャッチコピー、メインターゲット層を決めて、具体的なクラフトビールのレシピを練っていく。

クラフトビール好きな参加者のみなさんの質の高い発想に、古賀さん、伊ヶ谷さんの目線も真剣に。

各チームが発表すると、伊ヶ谷さんの講評の時間へ。プロの目線での指摘に、参加者たちのなかにはメモを取っている人も多数。

どのチームも本当に商品化されるのではないかと思うほどキャッチーで面白いアイデアばかり。

高評価に、思わずハイタッチするチームも。好きなものでつながれば、短時間でも昔からの仲間のように盛り上がれる。

とても良い空気が会場には流れているところで、会もそろそろお開きの時間。

好きなもので繋がれば、暮らしはもっと楽しくなっていく。

“クラフトビール”という好きなものを通じて、交流を深めた参加者たち。

おたがいのインスタグラムを交換したり、おすすめのビアバーを共有したり、この勉強会・ワークショップで自分の世界がさらに広がった様子。

ビールで顔が赤らんでいることもあったものの、誰もが笑顔で店を出ていく幸せな2時間。

好きなもので繋がれば、暮らしはもっと楽しくなっていくようだ。

詳細情報

■REISM & ダイニングカフェ

住所:東京都渋谷区鴬谷町6-6 グリーンハイツ鴬谷2F

電話:03-6861-6670

時間:11:00 ~ 23:00

【ランチ】11:00〜15:00(L.O14:30)

【ティータイム】14:00〜17:00

【ディナー】17:00〜23:00(FOOD L.O22:00 DRINK L.O22:30)

【テイクアウトドリンク】9:30〜

休み:日曜日

インスタグラム

■ゲスト

古賀麻里沙

1987年生まれ、福岡県出身。キャスター、タレント。食べることと飲むことが大好きで、日々更新しているインスタグラムではさまざまなビールとおつまみのペアリングを発信。

日本ビール検定1級を所持し、HOPPIN’ GARAGE公認の“ビールおねえさん”として活躍中。好きなビアスタイルはIPA。ビールの輪を広げるため、日々奮闘中。

プロフィール

インスタグラム

 

 

 

 

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2020-01-20|
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