【あの店の着こなし vol.1】CONTE-NUが解釈した “ストリート” と、今の気分。

ファッションが好き。だから普通の勉強は嫌いでも、ネットや本、雑誌でいろんなブランドや着こなしを探すのは、とても楽しい。

何気なく街を歩いていたって、雰囲気のあるおしゃれな人や素敵な着こなしを見かけると、自然と目で追ってしまう。

これがファッションの教科書だ! なんてものはないけれど、そうやってみんな自然に学んでいるのかな。

だからこそ気になる古着屋やセレクトショップに行って、スタッフさんと知識を共有する時間はとても貴重。

気になるショップって、アイテムはもちろんのこと、世界観や着こなしに惹かれているんだと思う。

その裏側を、私は覗いてみたい。そう思った私は、今気になるショップを巡り “着こなし” について聞くことにした。

初回のショップは、千駄ヶ谷にお店を構える『CONTE-NU』(コンテニュー)。

CONTE-NUってどんなお店?

若者で賑わう原宿とは打って変わって静かな街並みにたたずむ、知る人ぞ知るセレクトショップ『CONTE-NU』(コンテニュー)。

“ストリート×コンテンポラリー” をテーマに、メンズからレディースまで、オリジナルから国内外の商品まで幅広く扱う。

主にオーナーの平塚さんがメンズのバイイングを行い、ディレクターの渡邊さんがレディースのバイイングを行っている。

今回は、渡邊さんにいろいろとお話を聞いていこう。

--よろしくお願いします。まず “ストリート×コンテンポラリー” とは、どんな背景で生まれたコンセプトなんですか?

渡邊(敬称略)「オーナーがダンサーということもあり、ストリートファッションと密接な関係のなかで生きてきたバックグラウンドから生まれたコンセプトです。

ダンサー、DJ、映像作家やその他のさまざまなアーティストからインスピレーションを受けながら、今の気分を反映したお店にしたい。

加えて、いわゆるストリートのカテゴリーにはないスタイルも取り入れていくという意味で、コンテンポラリーというワードが入っています。」

--お店のコンセプトを踏まえて、バイイング(仕入れ)はどんなことを意識していますか?

渡邊「特に、ストリートブランドと呼ばれるブランドをセレクトしているわけではなく、服自体やルックなどから感じられる精神性を意識してバイイングしています。

なので “ストリート系のショップ” にはあまり見えていないのではと思います…(笑)。ですし、その方がうれしいです。

私たちの思うストリートとは “規範から解き放たれた自由さだったり、何気ない日常感、作り込まれていないようなもの” を指します。

何を着るかも大事ですが、どう着るかも大事だと考えています。」

--なるほど。コンセプトからおりてきて、普段のスタイリングではどんなことを意識していますか?

渡邊「どこにでもさらっと行けるような、そんなスタイリングをいつもイメージしています。

ダンス帰りにコンビニへ寄って缶ビールを飲むような、日常的な場所はもちろん、別にホテルのラウンジにだって行けちゃうような…。

ギリギリのラインのスタイリングを楽しんでいますね。」

CONTE-NUの着こなし

自身を取り巻くダンスの環境から自然に生まれた、CONTE-NUのスタイルや考え方。

王道のストリートスタイルとも一味違う、CONTE-NUならではの着こなしってどんなものだろう。

モデルになってくれたのは、ディレクターの渡邊さんとスタッフの小峰さん。

さっそく、CONTE-NUの着こなしの全貌に迫っていこう。

セットアップっぽく、シンプルに。ただ、遊び心も忘れない。

--ネイビーとオレンジって最高にかわいい組み合わせ。どんなイメージでこのスタイリングを考えたんですか?

渡邊「私の場合は、スパンと直感で決めちゃうんです(笑)。Tシャツは結構カジュアルになるので、パンツは綺麗めのものを履こうと思って。

パンツはネイビーで合わせて、ちょっとセットアップっぽく着たいなと思って選びました。」

--直感。渡邊さんのなかにある直感は、どこから来ているんですか?

渡邊「普段から、あんまりごちゃごちゃしないように意識しています。

ごちゃごちゃしていてもクールなケースももちろんあるんですが、わりと難易度が高いので、極力シンプルに寄せてスタイリングすることが多いです。

なので、今日もシンプルですね。けど、シンプルでもつまらない感じにはしたくなくて。

今日の場合だと、Tシャツのグラフィックに個性があるものを選んだり、シューズに色を足したり、遊び心をところどころに入れています。」

コンテニューの着こなしには、どこか上品さがある。シンプルだけど、つまらなくならない。

かといって、ごちゃごちゃしているわけでもない。その絶妙なバランス感が、上品さを生み出す一因なのかな。

Tシャツ / CONTE-NU – NU Tee

¥4,950(税込)

バッグ / CONTE-NU x BE PREPARED – “I Wonder” Waist Bag

¥8,800(税込)

Tシャツのプリントはデザインでどう惹きつけるかというところにこだわっていると話す渡邊さん。

NとUの微妙な距離感がすごくかわいい。シンプルだけど、遊び心がある。まさにって感じのプリント。

バッグはBE PREPAREDとの別注の商品で、生地のシリーズはCONTE-NUだけのもの。

バーバリークロスという生地で、バーバリーのトレンチ・コートのような玉虫色っぽい光沢感があるのが特徴。

これなら、カジュアルになりすぎなず、着こなすのに持ってこいのアイテムだ。

パンツ / 古着

シューズ / MAISON EUREKA – TONG HEEL SANDAL

¥33,000(税込)

お店を始めた当時から扱っていてブランド自体の人気が高い<メゾンエウレカ>。

渡邊さん自身も、メゾンエウレカのアイテムにはストリートを感じるものが多く気に入っているそう。

カジュアルなトップスだからこそ、足元は綺麗めなサンダルを合わせる。

逆に綺麗めすぎるなと思うコーディネートだったら、スニーカーで! とか、とにかくバランス感を大事にしているという。

クリーンなスタイルに、ポップで自由な風が吹く。

--カレッジTに、ピンクのハットとターコイズの色味がポップで、さっきとは全然違う印象です。女性でもストリートスタイルを着こなすためのコツはなんですか?

渡邊「コツと言うと難しいですね。なんか実験してみようみたいな、小さなクリエイトを楽しむ気持ちが大事だと思います。

というのも、私たちが感じるストリートは別にストリートブランドが必ずそうっていうこともなくて。

ダンスや音楽やスケボーに興味があれば、ストリートかっていうとそうでもなくて。

もちろん大事なんですけど、なにかその規範から外れてクリエイトされた自由さとか、精神的なものだと思っています。」

すべてのアイテムが素敵だけど、特に気になるのは、紅一点のピンクのハット。

--CONTE-NUは帽子のセレクトも多くて、それも魅力の1つだと思います。普段、ハットを合わせる上で意識していることは?

渡邊「本体とのマッチング具合ですかね。あまりにもかけ離れてるとちょっと違和感があるし。

無地のキャップやハットは万能なので何にでも合わせやすいと思います。

つまらなくならないよう、形や生地の質感で遊び心を入れるのもいいかと。

ロゴや柄があるようなキャップなどは無地のTシャツに合わせたりして、主張を1つに絞るようにするバランス感は大事かなと個人的には思っています。」

Tシャツ / CONTE-NU – DAGAYASANDO Tee

¥5,500(税込)

こちらはオリジナルでショップいち推しのTシャツ。

千駄ヶ谷と北参道の間のあたりにあるCONTE-NUが、いろんなお店を巻き込んで地域を盛り上げたいという想いで作られた。

だからこそ、チーム感を出すためにカレッジTを選んだそう。ロゴのサイズ感にもこだわりが詰まっていて、女性でも男性でも合わせやすい。

パンツ / MAISON EUREKA – VINTAGE REWORK CHINOS

¥24,200(税込)

パンツは、ラップパンツのようにベルトでギュッと締めて履けば、形にひねりがきいて、カジュアルなTシャツのスタイルにもバッチリ。

しっかり太めのシルエットとベルトのアクセントが、とても雰囲気のある1本。

シューズ / MAISON EUREKA – LOAFER HEEL

¥41,800(税込)

カジュアルなチノパンと合わせたのは、きれいなターコイズの色と少しエッジのあるデザインが目を惹くローファーヒール。

ハット / SLIP INSIDE – YYG Mets Hat

¥5,500(税込)

ロゴがかわいいハットも、<DAGAYASANDO Tee>のようなロゴTと合わせるときは、ロゴを後ろにしてすっきりと合わせる。

これなら後ろから見てもかわいい。もちろんユニセックスで、ボディーはL、XLというサイズ感。少し大きめにかぶれそう。

ジュエリー / Vu

Vuは、ブランドスタート当時から取り扱っているブランド。

女性男性関係なく、それぞれのスタイルに合わせてつけてもらうことで自分の形にしてもらい、自由に合わせてもらいたいと話す。

小さなクリエイトを楽しみ、自分のスタイルを楽しむ。そんな人たちにぴったりなブランドだ。

CONTE-NUが今、いち推しするアイテム

着こなしからアイテムまで、CONTE-NUのたくさんの魅力を知れた。

せっかくだから、メンズのアイテムも含めて、今いち推しのアイテムを教えてもらおう。

ショーツ / CONTE-NU x BE PREPARED – “1tuck” Easy Shorts

¥22,000(税込)

渡邊さんいち推しのメンズアイテムは、ショーツ。先ほど紹介したウエストバッグと同じBE PREPAREDの別注で、生地も同じくCONTE-NUだけのバーバリークロスを使用。

ボリューム感がかなりあって、それをベルトでギュッと締めるとカッコいい。ちょうど膝丈くらいの絶妙な丈感。

Tシャツを上からバサっと着てもいいし、シャツをタックインしてもいけちゃう。

レディースラインでも、股上が少し短く、ボリューム抑えめな同じデザインのアイテムを扱っているそう。

Tシャツ / SLIP INSIDE – YYG Mets Tee

¥4,950(税込)

<SLIP INSIDE>は、オーナーの平塚さんが手がけていて、普段見逃されてしまいやすいローカルなアートを、思いつきのデザインで具現化していくブランド。

ハットでも見覚えのあるロゴのデザインは、代々木に所縁のある彼らが『NTTドコモ代々木ビル』を勝手に “ヨヨギエンパイア” と名づけ、『NY Mets』(ニューヨーク・メッツ)のロゴをオマージュしたもの。

何気ない思いつきのデザインだからこそ、親しみがあって、愛着が湧いてしまう。

気になった人は、ぜひ早めにチェックしてみてね。

マインドから生み出されるオリジナルな着こなしを体験して。

ダンスや音楽に精通した人じゃなくても、CONTE-NUの着こなしには惹かれてしまう。

それはきっと、彼らがオリジナルのスタイルを持っていて、何気ない自分たちの日常からヒントを得たり、自然に良いと感じるものを楽しんでいるからなんだろうな。

ストリートファッションだからこう、ではなく、自分なりに考えてクリエイトを楽しむ気持ち。

CONTE-NUらしさで解釈された着こなしを、これからも見ていきたい。

今回訪れた場所はこちら

ストリート×コンテンポラリーをコンセプトにメンズ、レディースを扱う。オリジナルからセレクト、ヴィンテージまで幅広いアイテムが並ぶセレクトショップ。ダンスや音楽にルーツを持つ人はもちろん、そうでない人も、ここでなら日常的に着こなすことができる、上質なお気に入りが見つかるはず。

住所:東京渋谷区千駄ヶ谷2-6-1 千駄ヶ谷不二ビル1F

Instagram:@conte_nu

公式サイト:conte-nu.com

※営業時間や定休日などは上記Instagramや公式サイトの参照をお願いします。

記事の創り手について

■ナカヤマ ハルカ – 取材・執筆

1日のなかで、寝る前に明日着る洋服を考える時間が一番好きです。洋服以外にも、音楽や本など、日常にもっとワクワクを感じられる瞬間をたくさん見つけていきたいと思っています。その発見したワクワクを、記事を通してお伝えしていきます。

Instagram:@hanmkyu

シミズ シュン – 編集

チトセの代表と編集長、カメラマンを務めています。”僕らが楽しく生きるために” をテーマに、親しい友人から話を聞いているような、そんな等身大のメディアを目指して。「楽しいから楽しむのではない。楽しむから、楽しいのだ。」という言葉を大切にして、日々を生きています。

Instagram:@shun_booooy

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梅雨が明けた。照りつける日差しを反射するアスファルト。オアシスだったはずの公園からは、暑さを連想させるセミの声。いつだって真夏の東京は僕らを狂わせるようだ。それでもシティーボーイは、今日も街を行く。たかままさんのバケットハットは、そんな夏にこそ外せないマストアイテム。うんざりするような季節の憂鬱も、コーディネートで遊ぶ余裕に変えて。  【 #チトセ_snap No.38 】  名前/ 高橋宏樹(タカハシ ヒロキ) 年齢/ 32 ID/ @tkmm0217   シャツ #herill @herill_official  ボトムス #commedesgarcons @commedesgarcons  ハット #studiokettle @studio.kettle  シューズ #nike @nike  バック #stevemono @steve_mono リング #nouvellevaguemayumimurasawa @nouvellevague_mayumimurasawa   photo by @shun_booooy   チトセは “僕らが楽しく生きるために” をコンセプトとして、U34の男女がこれからの人生をより楽しく生きていくための物事の “楽しみ方” を、あらゆる角度から提案しているウェブマガジンです。  #チトセ #chitosemagazine #僕らが楽しく生きるためのウェブマガジン

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2020-08-29|
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